2020年からの法改正により派遣での働き方に希望の光が見えてきました。
今までは、派遣と言うとアルバイトやパートと比べて高時給な分、派遣先の都合で簡単に契約を切られてしまう(派遣切り)という不確定要素を抱えた働き方でした。
という事で、今回のテーマなんですが「時給が高い派遣とは」について解説します。まだ派遣をした事がない方に向けて派遣法改正にも触れつつ解説をしていきます。
2020年から法改正の派遣とは?
まず、「派遣とは」についてご説明します。派遣とは「雇用形態の一つ」であり、勤務先である派遣先の会社ではなく、自身が登録した派遣会社のスタッフとして雇用契約を結ぶのが派遣の特徴であり、一般的なアルバイト・パート・正社員のように「直接雇用として勤務先と契約を結ぶ」わけではないのです。
働き方改革を促進する動きの1つとして2020年より「派遣法改正」が大企業から先に行われ、待遇の改善について見直される事になりました。
この話により、派遣の需要が高まってきており高時給で福利厚生が見直されるなら派遣をやってみようという方が増えています。では、法改正後のメリットを知るためにも「現状の派遣の時給が高い理由」を見ていきましょう。
派遣の時給が高い理由
派遣の時給が高額になる理由は大きく分けて3つあります。このポイントを抑える事で派遣法の改正により何が大きく変わりメリットの享受があるのかを体系的に理解できます。それでは、派遣の時給が高いポイントを3つ挙げます。
派遣の時給が高い理由①給与と比べて節税できる
まず、一つ目として「給与と比べて節税出来る」という点です。皆さんは「アウトソーシング」をご存知でしょうか?例えば、企業が自身の会社の決算書を確認してもらう時に「外部委託」として優秀な「税理士」等と契約を結ぶことがほとんどです。この時にかかった費用は「外注費」となります。
これと同じように「派遣社員」として働いてもらう場合、「勤務先の企業が負担する費用」は外注費に出来ます。そのため、給与として計上するのと比べて外注費は節税効果があるのでその分を派遣社員の時給換算にまわす事が出来るのです。
派遣の時給が高い理由②交通費とボーナスを時給に含めている
一般的には勤務先の会社は交通費を「通勤距離に応じて支給」・ボーナスを「夏と冬の年2回支給(会社による)」会社が多いようです。では、派遣社員となるとこの2つの支給は基本的にはありません。その代わりに「交通費とボーナスを時給換算」、つまりこの分を「上乗せ」して時給を計算しているのです。
派遣の時給が高い理由③直接雇用よりもコストを抑えることが出来るから
会社が人材を雇用するとなると様々なコストがかかります。例えば、正社員の場合毎月の給料をもらう前の計算段階として引かれる代表的なものとして「社会保険料」があります。そのため、企業は正社員の給料を払う際に健康保険料と厚生年金を従業員より預かり、「その半分の額を会社負担する義務」があります。
これが派遣社員の場合だと「人材を雇用しているわけではない」のでかかりません。この分はコストがかからないため派遣先との契約金の費用として、また、それにより派遣社員は高時給の待遇を得る事が可能となるのです。
派遣社員ってどうやってなるの?
派遣社員になるのはそんなに難しい事ではありません。簡単に説明すると①自身の働きたい仕事をネット等の媒体で検索して見つけます。②働きたい仕事を募集してる派遣会社の登録画面に行きます。③必要な情報をネットより入力します。④必要な情報が揃ったらその入力情報の電話番号に営業担当や専属オペレーターより電話が入ります。⑤その後、派遣説明会で必要な書類を提出、また、記入・捺印する事により各「派遣会社のスタッフ登録」が完了します。
ちなみに、「派遣登録料は無料」です。初めて派遣をする方は不安かと思いますが「契約」をしたからといって「お仕事紹介の仲介料」が取られるわけではないのでご安心ください。
派遣登録後の流れ
派遣登録したら早速、募集案内をしていた「求人について」お話してください。派遣先企業の場所・待遇・求めている人材・勤務帯等のご説明があるはずです。
また、ここで注意してほしいのが「人気求人の場合は実際は募集を終了しているが掲載している」なんて事もありますのでこのような状況の場合はその他の「全く関係ない職種への募集をする」というような妥協は極力しないようにするのが皆さんの今後のためにもなります。
まとめ:派遣の未来は明るいので今から始める人も急増中
いかがだったでしょうか?何度も言う様に来年より、派遣法の大改正により「正社員との賃金格差が是正される」事となりました。これにより派遣社員の労働の意欲は今後は右肩上がりに増す事でしょう。
今から派遣を始めてみたいという派遣未経験の方は是非ともこの記事を参考にして登録を進めてみて下さい。もし、不安な点等があればコメントに書いてくれたら対応いたします(^▽^)/今回は以上です。
今後も「増税に負けずに皆さんの家計のお金を貯める為の情報を発信」していきますので良かったら、
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