「72の法則」を知り、投資による「複利」で明るい未来を切り開こう
資産運用で大事な考え方に「72の法則」と「複利による資産運用」があります。 資産運用における複利とは「元金によって生じた利子も元金に組み入れる金利方式」の事で、元金は勿論、利子に対しても利子が付き、「雪だるま方式」でその金額は上がっていきます。
この複利の効果もあり、すぐに元本である元手資金が2倍になります。では、「元本がいつ2倍になるのか?」この答えをすぐに導き出せるのが、「72の法則」です。
72の法則とは、「元本が2倍になる年利と年数を簡易的に算出する事が出来る数式」の事を言います。つまり、72と言う数字を年利で割ると、「元本が2倍になるまでの年数」を求める事が出来ます。その逆で、72と言う数字を2倍になるまでに運用したい年数で割る事により、必要になってくる「年利(利回り)」が算出できると言う仕組みです。
72÷年利=元本がおよそ2倍になるまでの期間
72÷元本がおよそ2倍になるまでの期間=年利
つまり、つみたてnisaによる投資で20年間運用して、元金800万円(年40万円の運用×20年間)の投資を倍の1,600万円にしたい場合は、
72÷20年=年3.6%の利回りで実現可能と言う事になります。この数字を見てわかるのがつみたてnisaの2,000万円貯蓄を謳っている参考書の信憑性、また、「投資」をする事による明るい未来が見えてくるのではないでしょうか?
ちなみに、元本100万円を大手メガバンクの金利0.001%(普通預金)で運用する場合、倍の200万円にするには、72,000年(72÷0.001%)掛かります・・・
これが定期預金の場合だと、0.01%なので、それでも元本を2倍にするまでに7,200年かかってしまいます。
更には、この法則は借金をした時の指標としても便利です。以下の場合を参考にしてみてみましょう。
例えば、年利18%のカードローンで100万円を借りた場合
最近はキャッシュレスも進み、クレジットカードを所持する人もどんどん増えてきました。クレジットカードがあると利用できるのがカードローンです。カードローンは手軽にご利用が出来て便利なのですが、その利便性故に「金利」が高くつき、借り入れ額が少ない場合で「金利20%」にまで及ぶ事もあります。
今回は、某金融会社の最大金利も加味して、72の法則に「金利18%の利息が付く場合」の例を見てみましょう。
72÷金利18%=借金返済に4年かかってしまった場合、その借金は200万円まで膨らんでいるという数式が成り立ちますのでご注意ください。
まとめ:72の法則は明るい未来を数値化出来る
72の法則は、複利の計算をする時に本当に便利に計算する事が出来、投資の際の利回りは勿論、借金の計算にも役立ちます。
ここで重要なのが、借金でそれだけ返済額が増えると言う事はその逆に「つみたてnisa」の投資でもそれだけの金利があなたを味方してくれると言う事です。
今回の数式をしっかり頭に入れ、あなたの未来への投資に役立ててみて下さい。