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終活までの道のり「エンディングノート」を大切な君に捧ぐ・・・

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エンディングまでの長い道のりは「エンディングノート」で

今回は人間の永遠のテーマの一つ「終活」について触れてみたいと思う。また、筆者が「終わりを迎える」という言葉を選んでいるのは必然であり、直接的な文章を使いたくないからである。どうか、この事だけはご理解いただけると幸いだ。

人生は一度きり。それまでに何をするかが重要である

さて、今回のタイトルである「人はいつか終わりを迎える。その時のあなたは笑っていますか?」(サブタイトルです)と言うものだが、おそらくほとんどの人からしたら「そんなのまだわかるかよ!」となるかもしれないが、そういう話をするなら他の所でするだろう。だから、早合点とならずに聞いてほしい。

筆者が言いたいのは「終わりを迎える」ための準備として「今を一生懸命生きていますか?終わりを迎えた時に笑えると思いますか?」というものだ。

どうしても文章だけだと伝わらない事もあるだろう。だから、私はこの「感覚」を本当に「涙をこぼして聴いてしまうこの曲」で理解していただけたら嬉しい。そして、本題である「エンディングノート」についてお話しできたらと思う。

 

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エンディングノートと終活の基礎知識

まず、大前提となるのは「エンディングノート」はご自身のためというよりは「家族のため」に書くものだ。そして、「終活」は「人生の終着点」を考慮したうえで、行う行動すべての事で、このうちの一つにエンディングノートが関わってくる。

また、終活の一つである「エンディングノート」を書く上で、とても大事な注意点があるから、下記の内容を参考にしてほしい。それでは、エンディングノートの「法的効力」についてご説明させてもらう。

あなたならエンディングノートに何を書くだろうか?

「エンディングノート」とはご高齢の方が自身の終末期に備えて書き留めておく「人生整理」のためのノートであり、その内容としては「病気後の延命措置」・「介護時の希望」・「葬儀に関する事項」・「残された家族の今後について」・「財産分与」等について記述するノートである。

また、大きく誤解をしやすい内容として、「エンディングノートに「法的効力はない」という事」だ。「遺言書と混同」してしまうともう大変だ。ここを間違うととんでもないトラブルを引き起こす事になるのでしっかり自分の中でポイントを押さえておこう。

さて、本題に戻ると、エンディングノートは「法的効力がない」のは事実だが、逆を言えば「ないからこそ気軽に書くことが出来る」という点が大きい。そこで、あなたなら何を書くかを「少しでもいいから考えてみてほしい」のである。そうする事により、現在ご高齢の方がどんな気持ちで現世での暮らしを楽しんでいるのかが鮮明にわかるようになるはずだ。

今回、エンディングノートに触れた理由

これは筆者自身が「感化された事がある」からだ。それについては先日書いた記事もその要因の一つとなる。

www.akatown.jp

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人生とは本当に何があるかわからない。極端な話、海や山での遭難による救助が間に合わなくなったり、交通事故に遭ったりと「健康異常が何もない人の終わり」が突然来ることもある。こうなった時に大人は勿論の事「残された子供達」は確実にパニックに陥るはずだ。

こういった不測の事態に備えて書くのが終活の代表ともいえる「エンディングノート」の存在だ。長くなったが私が言いたいのは「人生は備えあれば憂いはない」という事が重要であるという紛れもない事実があるという事だ。

家計改善ブロガーが着目するエンディングノートの意義とは?

今回の記事ではエンディングノートに触れたが、「法的効力はない」という話をした。だが、「法的効力がない」から法律に関わる事を書かないというのは話が違ってくる。むしろ、「気軽に書ける」からこそ書くべきだ。

よくある話として、「内緒で借金をしていた事が第三者(借金取り等)により判明した」時はどうだろう?そもそも、借金を内緒でしている家庭が裕福である事例はほとんどないはずだ。

借金に関する法律

賃金業法21条1項の7を見ていただきたい。

第二十一条 貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。
七 債務者等以外の者に対し、債務者等に代わつて債務を弁済することを要求すること。
引用元:貸金業法第21条

つまり、「保証人」にでもなっていない限り、子供が「親の借金を肩代わりする必要はない」ので安心してほしい。

ただ、相続のパターンによっては「債務」が発生する事もある。それはどういった場合だろうか?それは次の通りだ。

相続とは全てにおいて「引き継ぐ事」が前提となる

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相続の引継ぎは「財産」等の「債権」だけではないので要注意

簿記を勉強されている方にとってはわかりやすいと思うが、会社の吸収合併により「のれん」という「買収価格の差額」が発生する。つまり、「資産ー負債=のれん」という図式が成り立つ。

ここで筆者が言いたいのは「相続」を選んだ時に、「借金をしていた場合」は大変な目に合うのは目に見えており、更には「親がそれを隠しているケースは決して少なくない」と言う事だ。

例えば、「預金通帳を見たら意外と貯金してある」だとか、ウチは「土地家屋の資産価値が高い」だとか「目につきやすい事だけで相続評価」してしまうととんでもない事になるという訳だ。

トラブルにならないためのエンディングノート

上記内容から法的効力自体はない「エンディングノート」にどれだけの価値があるかお分かりいただけたはずだ。では、エンディングノートを書くとして気難しく書く必要があるかと言えばそういう訳ではない。例えば、「エンディングノート」は気軽に書ける内容を書き、「遺言書」には金銭に関わる事をびっしり書いておくというのも一つの代表例である。

ただ、ここで重要なのが「エンディングノートは気軽に書ける」からこそ「大事な事もエンディングノートにまとめておく」と言うのも賢い選択肢の一つであると言える。

各家庭によって事情は異なるため、難しい点はあるが、少なくともエンディングノートに対しては真剣に向き合ってみよう。

そうすれば、見えてくるものがあるばずだ。

最後に:エンディングノートは「残された大切な人のために捧ぐ」後継の書物となる

「あなたとなら何処までも歩いて行ける。だから・・・ずっと、そばにいて」

人の人生は何があるかわからないから怖い。今笑っていても明日には泣いているかもしれない。今回の記事は、そうならないための一つの情報としてお届けしました。

人生は一度きり。もし、泣いてしまうその時が来てもあなたが「後世で生きる人達のため」に笑顔で手を触れるのが「残された人達のため」でもあり、あなたのためでもあるのです。

ただ、まだまだ人生は長いはずです。準備だけはしっかりしておいて、今隣にいる大事な人の笑顔のために頑張りましょう!   

          

     家計改善ブロガー「akatown」より